2025/04/29
開創450年記念法要 御礼の言葉
本日ここに、西堂をお勤め下さいました御本寺 広徳寺方丈様、後堂をお勤め下さいました正泉寺方丈様、単頭をお勤めくださいました長楽寺方丈様、宗務所長 高徳寺方丈様、教区御寺院様、長全寺OB会御寺院様、またご法縁の各御寺院様にご随喜賜り、当山開創四百五十年記念の諸法要を厳修できました事、衷心より厚く御礼申し上げます。
また、このご法要を修行するにあたり、当山責任役員・総代・世話人をはじめ、檀信徒皆様の深いご理解と多大なるご協力をいただきましたこと、深く感謝申し上げます。
一口に開創四百五十年と申しましても、天正三年はまだ戦国の世でしたから、この長全寺が今日に至るまでには、幾多の困難があった事と思います。
拙僧は、平成十八年に長全寺三十四世として住職を拝命いたしました。翌平成十九年一月に師匠である先代住職が遷化、平成二十年に晋山結制法要修行、平成二十三年に東日本大震災により諸堂の甚大な被害が発生し復旧に尽力、平成二十四年には東葛印旛大師結願法要を修行と様々な事がございましたが、今日に至るまで常に皆様のご理解とお支えをいただきながら、寺檀共に歩んでこられました事は、住職として感謝の念に堪えません。
師匠が亡くなったその年に生を受けた長男享道が、法戦式に於いて首座の大役を勤める姿に、今更ながら時の移ろいの速さを感じておりますと共に、亡き師匠も大変喜んでくれているものと思っております。
拙僧、浅学非才の身ではありますが、更に寺門興隆、檀信徒皆様の教化の為、精進して参る所存です。各諸老師、檀信徒皆様に於かれましては、なお一層のご協力とご鞭撻をお願い申し上げます。
結びに、ご随喜いただきましたご寺院様のご隆盛と、檀信徒皆様のご健康とご多幸をご祈念申し上げ、御礼の言葉といたします。
長全寺住職 武田泰道 合掌